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FS-A1FのFDD交換

PanasonicのMSX2、FS-A1FのFDDのゴムベルトが切れていたので
交換してみたのですが、読み取りはできるようになったものの
書き込みに失敗する状態だったため、FDDをAT互換機用の
ダイレクトドライブに交換することとしました。

MSX向けの他Amiga向けなどにも実績があり、現時点でも新品購入可能な
サムスン製のSFD-321Bを購入してみましたが、基板を確認したところ、
Web上の改造記事で扱われているものとはレイアウトが異なっていました。

SFD-321B_01.jpg

どうもコストダウンされてしまっているようです。

基板がフラックスまみれで汚い上、34ピンコネクタのグランドピンが
全結線になっていません。

SFD-321B_02.jpg

また、コネクタが斜めになっています。

SFD-321B_03.jpg

コネクタ自体が斜めになるように設計されていますので特注のコネクタのようですが、
基板とフレームのサイズを作り間違えてしまったのでしょうか。
(基板のコネクタ接続部分よりもフレームの方が後ろに長いので、この形状でないと
フレームに干渉します)

ともかく、34ピンをDISK CHANGEからREADYに変更するためのパターンは
残っているので、MSXで使うことはできそうです。

SFD-321B_04.jpg

34ピンをREADY信号にするには、DCとプリントされている側についている
0オーム抵抗をRDYとプリントされている側につなぎ替えます。
このとき、黒と赤のケーブル(モーターの電源ケーブル?)が邪魔になりますので
いったん外して作業した方が楽です。

SFD-321B_05.jpg

TurboR以外ではDISK CHANGE信号は必要ないようですが、必要であれば、
以下の箇所の0オーム抵抗を外して2ピンにDISK CHANGE信号を接続します。

SFD-321B_06.jpg


SFD-321B_07.jpg

Drive Select信号を変更するためのパターンは無くなっているので、
ソニー機に直接接続するなどで10ピンに接続する必要がある場合は、
QFP LSIの38ピンからFDDコネクタの12ピンに出ている信号を
パターンカットして10ピンにつなぎ替える必要があります。
(なお、34ピンのコネクタ形状の関係でソニー機の34ピンコネクタを
直接接続しようとすると筐体と干渉します)

FS-A1Fの26ピンコネクタを34ピンに変換して接続したのが以下の画像となります。
これでFDDの読み書きができるようになりました。

FS-A1F_FDD_01.jpg
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MSXについて

こんばんは。初めまして。パナのA1-Fのフロッピー交換をしているのですが
うまくいきません。まず電源の取り出しですが指定の所3ピン+5V17~25ピンGNDこの間デジタルテスターで+-を計ると-5Vに、この状態で繋ぐとパソコンがおかしくなり電源が入りません。
貴殿の交換したサムスン製はどちらで購入されたのですか?
又配線は他のAT用と違うのでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。

No title

コネクター左右の配線間違いでした。

Re: MSXについて

返答が遅くなり申し訳ありません。

自力で解決されたようで何よりです。

> うまくいきません。まず電源の取り出しですが指定の所3ピン+5V17~25ピンGNDこの間デジタルテスターで+-を計ると-5Vに、この状態で繋ぐとパソコンがおかしくなり電源が入りません。

フロッピーにマイナス電源ということは考えづらいので電源の逆接だった場合は危険です。
お気をつけを。